ポルトガル移住後にしたいこと 其の4──歴史と街歩きを味わう

「歴史の中に住む」という贅沢

ポルトガルは、ローマ帝国時代から大航海時代を経て現代まで、数多くの歴史が積み重なった国です。
観光で訪れても圧倒されるその街並みを、移住すれば日常の一部として体験できる
「旅行者」と「居住者」の最大の違いは、歴史を“急いで見る”のではなく、“暮らしに溶け込ませる”ことにあるでしょう。


リスボン──坂と路面電車の街を歩く

リスボンの旧市街アルファマは、迷路のような坂道と石畳が続き、歩くだけで中世の世界に入り込んだかのような気分になります。

  • トラム28番:木製シートの路面電車に揺られながら、街の名所をゆっくり眺める

  • ミラドウロ(展望台):サン・ジョルジェ城から一望するオレンジ色の屋根とテージョ川

  • ファドの響く路地:夜は小さな食堂から哀愁漂うファドの歌声が流れる

観光で一度訪れるのも感動的ですが、移住すれば**「週末の散歩コース」**としてアルファマを歩ける。これが何より贅沢です。


ポルト──ドウロ川と石畳の街並み

北部の都市ポルトは、歴史と景観が一体化した街。

  • リベイラ地区:カラフルな建物が並ぶ川沿いの旧市街。石畳を歩きながら、川風を感じる散歩は格別。

  • ドン・ルイス1世橋:橋の上から眺める夕陽とポルトの街並みは、何度見ても飽きない。

  • ポートワインのワイナリー群:歴史ある蔵が並び、ワインを味わいながら街の成り立ちを実感できる。

住んでいれば「今日は川沿いを歩こう」「明日は丘の上まで登ってみよう」と、小さな発見を積み重ねる散歩ができるのです。


シントラ──宮殿群に触れる日常

リスボン近郊にあるシントラは、ユネスコ世界遺産にも登録される宮殿都市。

  • ペーナ宮殿:カラフルで幻想的なお城。ディズニーのモデルとも言われる。

  • ムーアの城跡:石造りの城壁から眺める大西洋と山々の絶景。

  • キンタ・ダ・レガレイラ:秘密の井戸や神秘的な庭園はまるで迷宮。

観光地として人気ですが、移住すれば「休日に気軽に散策できる庭」のような存在になる。


エヴォラ──ローマの記憶をたどる

首都から少し離れた内陸の街エヴォラは、落ち着いた空気とローマ遺跡が共存する場所。

  • ディアナ神殿:西暦1世紀のローマ神殿がそのまま残る

  • 白壁の旧市街:アンダルシアにも通じる穏やかな街並み

  • ボーン・チャペル:人骨で装飾された礼拝堂は「死を忘れるな」というメッセージを伝える

こうした街をじっくり歩くのは、時間に追われない移住者だからこそできる贅沢です。


季節ごとに違う街歩きの楽しみ

観光で訪れるとどうしても「夏のハイシーズン」に偏りがちですが、移住すれば四季を通じて街を味わえます。

  • 春:ジャカランダの花が咲き誇るリスボン

  • 夏:祭りで賑わうサーディン料理の屋台街

  • 秋:ワイン収穫祭に合わせた街の彩り

  • 冬:人の少ない旧市街を静かに歩き、歴史の深みを堪能

同じ街でも、季節によって全く違う表情を見せるのがポルトガルの魅力です。


まとめ──歴史と共に生きる暮らし

ポルトガル移住後にしたいことのひとつは、リスボン、ポルト、シントラ、エヴォラなどの歴史都市を「住む人の視点」で歩き尽くすこと

  • トラムや坂道に揺られながら街並みを楽しむ

  • 世界遺産の宮殿やローマ遺跡を日帰り圏で堪能する

  • 季節ごとに変わる街の表情を知る

旅行では一度きりの体験でも、移住すれば何度でも繰り返せる。
「歴史と共に暮らす」──それこそが、ポルトガルに住む最大の贅沢のひとつだと感じます。