投資詐欺にあう人々──「うまい話」が歩いてやって来ることはない

SNSや人間関係を悪用する投資詐欺

近年、SNSやマッチングアプリ、知人の紹介などをきっかけに「投資の先生」「必ず儲かる投資話」に誘われ、詐欺に巻き込まれるケースが後を絶ちません。
特に「親しくなった異性から投資話を持ちかけられる」「突然DMで投資の指南をされる」など、個人の信頼や人間関係を利用した手口が増えています。

しかし冷静に考えれば、これは極めて不自然なことです。


うまい話は歩いてやって来ない

投資の世界では、「リスクなく高利回り」という話は存在しません。
もしそんな夢のような投資先が本当にあるなら、わざわざSNSで見知らぬ人に教えるでしょうか?
たとえ家族や親友であっても、相手から聞かれない限りは自分から積極的に投資をすすめることはありません。

なぜなら、投資には確実なものがほとんど存在しないからです。
利益が出れば「当然だ」と受け止められがちで、逆に損失が出た場合には「なぜ勧めたのか」と責められることが少なくありません。

つまり、すすめた側にとってはリスクばかりが大きく、リターンはほとんどないのです。

それを「多少知り合った程度の相手」に持ちかける時点で、十中八九詐欺です。


お金を出した時点で「諦めた」と思え

もっと厳しいことを言えば、調べもせずに大金を渡した瞬間に、そのお金は「もう戻らない」と思った方がいいでしょう。
つまり、出した時点で「あげた」と思うくらいでちょうどいいのです。

詐欺にあった人の中には「返せ!」「騙された!」と声を荒げる人もいます。
ですが、そもそも「自分で判断せずに大切なお金を差し出した」という行為自体が愚かだったと言わざるを得ません。


本当の投資とは「自分で調べ、自分で責任を負うこと」

投資の本質は、

  • 情報を精査し

  • リスクを理解し

  • 自分の判断で行動すること

にあります。

見ず知らずの人が差し出す「うまい話」に乗るのは、投資ではなく「お金を差し出す行為」に過ぎません。


僕自身の姿勢──誘いには乗らない

実際に僕は、不動産関係先や金融機関からの投資提案を受けることもあります。
しかし、それらに安易に乗ったことは一度もありません。

なぜなら「人から勧められた投資」は、自分のリサーチ不足や判断放棄につながる危険性があるからです。
結果として利益を逃すことになるかもしれませんが、それでも構わないと考えています。

大切なのは、**「自分が納得して理解した投資だけを選ぶ」**こと。


投資は「自分ごと」

投資とは、誰かに勧められて行うものではなく、自分自身が調べ、判断し、責任を取るものです。
だからこそ、他人に安易にすすめることもしないし、逆にすすめられたものにも慎重であるべきなのです。

利益を逃すことがあっても、それは「自分が選ばなかった結果」として納得できます。
一方で、人からの勧めで失敗したときは、後悔と人間関係のしこりだけが残ります。

投資において本当に守るべきものは、資産そのもの以上に自分自身の判断と人との信頼関係なのかもしれません。