最初の1000万円までは長い道のり

意識しないと1000万円はなかなか貯まりません

そもそも貯めようと思わないと収入の多くを使ってしまう人も多いのではないでしょうか。実際私も貯めようと思っても300万円ほど貯まったとして、資格試験の学費に使ってしまったり、バイクの購入に使ってしまったり、クリスチャン・ラッセンの絵を買ってしまったりと、今思えば散財したなと思うものも少なくありません。他にも海外旅行や自動車の購入、自宅購入の頭金などまとまったお金というのはまた使い道が広がってしまいます。

そんな誘惑の中で1000万円というのはなかなか大金です。意識をもって貯めても勤労による収入だけではなかなかな期間を要してしまうのではないでしょうか。年収が650万円ほどあったとして、毎月どれくらいの貯金ができるものなのか、一人暮らしの場合でも余裕をもった消費をしていると以下のような感じかそれ以上になりそうです。

年収 650万円
税金・社会保険 150万円
手取り 500万円 (月415,000円)
住居費 120万円 (月100,000円)
食費 72万円 (月60,000円 日2,000円)
通信費 12万円 (月10,000円)
光熱費 12万円 (月10,000円)
交際費 60万円 (月50,000円)

ここまでで残りが224万円。ここから自動車やバイクを持っていれば駐車場代、車両保険代、疾病保険や習い事、被服費、旅行代などもろもろ差し引いて残りがいくらくらいになるでしょうか。さらにある程度大きな資金が貯まったとしても上記の誘惑が待っています。また、同棲や結婚、子供の状況によってはまたさらに厳しい状態になるかもしれません。1000万円という1つの大台は、そういった誘惑の上に聳える1つの山だと思います。

私の場合の1000万円

私も上記の罠にどっぷりとハマりました。奨学金の返済もありましたが、資格試験の勉強代が一番高かったです笑 公認会計士の勉強を2回(55万円×2回)と、中小企業診断士(30万円)を1回の学費はなかなかなものでした。結局受かっていないので“後の経験に活きた”とだけ言わせていただきます笑

私の年収は悪い方ではなかったのですが上記のような出費があったので、貯まりは遅く資産1000万円に到達したのは2016年(35歳)ほどです。あとは普通に貯蓄として貯め続ければよかったですが、FX(外国為替証拠金取引)でトレードを繰り返した挙句にマイナスを出し続けたのも一因と言えます。ただし、ここでの失敗の積み重ねのおかげでこの資金の少ない段階でレバレッジ取引が自分には向かないとわかったのはよかったと考えています。気付くのに時間はかかりましたが。
1000万円達成に寄与したのはBitcoin(ビットコイン)の購入でした。マウントゴックスの影響が薄れて再上昇の機運の時に入れたのがタイミング的にはよかったです。元手はさほど大きくはありませんでしたが、長期で保有したことが活きました。このようなチャンスの時に潤沢の資金が用意できるように常日頃から余力を作っておかないといけないと思った次第です。

貯金や金融資産1000万円達成に必要なこと

私が達成に至ったのは結果としてbitcoinへの投資でこれに再現性があるとは言い難いです。ただ、以下のことは言えるかと思います。

■1000万円や貯める金額を意識すること
■無駄に消費しないこと(ただし、消費や自己投資も大切なので大事に消費する)
■固定費を低く抑える
■闇雲にトレードやギャンブルをしない(特にレバレッジ取引は危険)

私はトレードに多くを費やしてしまいましたが、トレードやレバレッジ取引は少ない資金で短期間で大きな利益を上げることができる反面、負けた時のマイナスも大きくします。そのため、信じれるものへの投資やインカムゲインを得られる資産への投資が長い目で見て資金を大きくすると今では考えています。