暗号資産にもインカムゲインを得る方法がいろいろあります。その１つにビットコイン(bitcoin)などで言われるマイニングがあります。マイニングは電力を使って計算(PoW)を行い、ブロックを引き当てた人がブロック報酬を獲得します。その他にステーキング(PoS)という、保有量に応じてブロックを引き当てることができるものやハードディスクの空き容量でマイニングするものまで種類は様々。
そんな中で、NEMからバージョンアップしたSymbolにもハーベストと呼ばれるものがあります。NEMではPoIというコンセンサスアルゴリズムが採用されていて、保有量の他にそのノード（アドレス）の重要度（トランザクションをすごく送ってるとか、ネットワークに貢献している人との送受信があるとか）によってブロックを引き当てることができるものでした。そのバージョンアップ版であるSymbolではPoS+というコンセンサスアルゴリムに進化しており、これは「XYMの保有量＋支払った手数料＋いろいろ（濁す😅）」が基になって計算され、ハーベストできる回数へとつながっているようです。
※「ハーベスト」と呼ばれはしますが、ブロックを引き当てて報酬を得るのでマイニングやステーキングみたいなものと捉えて問題ないと思います。
Nemネットワークの場合は基本的にハーベストしたblockに含まれるトランザクションの手数料がハーベスト収入として獲得できる、というものであるためblockにトランザクションが含まれていないと報酬0xem（実際これが多かった😅）ということになっていました。
Symbolネットワークの場合は改良され、ブロックに含まれるトランザクション手数料の他にインフレ報酬が獲得できるようになっています。1blockハーベストするごとにインフレ報酬が付加されるので、インカムゲインとしてもなかなかのパフォーマンスとなります。（2021/9/23現在のインフレ報酬は1blockあたり[167.090749xym]）
インフレ報酬は四半期毎に減少していきますが、減少幅はビットコイン(bitcoin)の半減期のように一気に少なくなるのではなく、徐々に減少していく設計で100年以上の長期スパンでつくられています。
こちらは「@DaokaTrade」さんが作られたインフレ報酬の表です。
なお、ハーベストは「ノードを建てている人」と「ノードを建てたところに委任している人」とに分かれています。ノードを建てれば100%のハーベスト報酬が獲得できますが、ノードを建てずに委任した人はその委任先のノードで25%の委任料が徴収されていればその差し引いた額がハーベスト報酬として入ってきます。そのため、100%のハーベスト報酬を得たい場合には、自分でノードを建てて運用するか、委任料を徴収していないノードに委任する必要があります。
2021年9月現在のインフレ報酬でも、私の場合でXYMベースで年利7.5%〜6%（四半期で減少していくので実際の年利はもう少し低いかも）ほどのハーベスト報酬となっているのでインカムゲイン運用目線でいっても悪くないと思います。ただし、対法定通貨で見た場合にはXYMの価格に大きく左右されますので注意が必要です。
私の場合、9月23日現在（約開始から半年間）までで、521回のブロックを引き当て、合計して90,552XYMを獲得しているといった具合です。今の1xym=14円だとしても、
90,552xym × 14円 = 1,267,728円
仮に50円にもなれば
90,552xym × 50円 = 4,527,600円
100円くらいまであがれば・・・
90,552xym × 100円 = 9,055,200円
となかなかインパクトのあるインカムゲインとなり得ます。そしてこれは半年分なので１年間だと、、、あとはわかるな？😆
価格が低い時にXYMを追加してそのXYMを使って低い価格のXYMをハーベストして増やせば、XYMが高くなったときのインパクトはかなり大きくなります。そして、インフレ報酬は逓減していきますので、早い段階で始めた方が大きいインフレ報酬を獲得するチャンスがあります🌸🌸🌸
XYMの現在の価格水準。リリースほやほやなのでまだ比較もなにもありません。
こちらは前バージョンのNEM=XEMのチャート。いまのSymbolの前の呼び方だったCatapult期待で上がる局面もあったので、Symbolにも当然期待できる。
そんなNEM=XEMも当初はこんな状態だったのでこれからこれから😆
なお、いつも目にする言葉ですが、投資判断はご自身で行っていただきますようお願い申し上げます。