自転車大国イタリアで暮らす喜び
イタリアと聞いて真っ先に思い浮かぶ人も多いのが、自転車レース「ジロ・デ・イタリア」。国全体が自転車文化に親しんでおり、ロードバイク人口も非常に多い国です。週末になると、街道や湖畔を颯爽と走るサイクリストを必ず見かけるほど。そんな国に住むからには、やはり自転車を生活と余暇の中心に据えたいと思います。
ミラノを起点に広がるサイクリングエリア
ミラノは経済都市という顔を持ちつつも、少し足を延ばすだけで絶景のサイクリングスポットにアクセスできます。
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コモ湖(Lago di Como):世界的リゾートで、湖畔道路は走りやすく、風景は息を呑む美しさ。小さな村ごとに休憩ポイントがある。
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ガルダ湖(Lago di Garda):北イタリア最大の湖。湖沿いに整備された自転車道は「世界一美しいサイクリングロード」と呼ばれることも。
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ブリアンツァ地方:ミラノ郊外の丘陵地帯。ワイン畑の間を縫うように走れる。
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アルプスの麓:スイス国境近く、標高差を生かしたヒルクライムも魅力。
移住者にとって、これらが「週末のちょっとしたサイクリング圏内」にあるのは贅沢です。
電車+自転車の旅──輪行の楽しみ
イタリアでは鉄道に自転車を持ち込む「輪行(りんこう)」が比較的容易にできます。
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トレニタリア(Trenitalia)やItaloの一部路線では、追加チケット(数ユーロ)でそのまま自転車を積み込める。
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折り畳み式なら無料扱いの場合も多い。
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ミラノ中央駅からコモ湖へは電車で1時間弱。降りたら湖畔をのんびりサイクリングできる。
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湖の反対側で観光を楽しんだ後、別の駅から再び電車で帰宅する──そんな柔軟な楽しみ方も可能。
車を持たなくても、鉄道網を活用すれば行動範囲はぐっと広がるのです。
日常の中で自転車を楽しむ
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通勤・買い物も自転車で:ミラノ市内はバイクシェア「BikeMi」も整備されており、日常的に使える。
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週末はロングライド:湖畔や丘陵地を走りながら、途中でカフェに立ち寄るのもイタリア的。
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家族サイクリング:子供用トレーラーやチャイルドシートも一般的で、家族全員でのサイクリングも楽しめる。
「生活の足」と「余暇の趣味」を兼ねられるのが、自転車文化の根付いた国の強みです。
自転車で広がる交流
イタリアのサイクリングは単なる運動ではなく、人と人の交流のきっかけにもなります。
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湖畔や峠で休憩していると、自然と現地サイクリストが声をかけてくる。
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ローカルのサイクルイベントやチャリティライドに参加すれば、地域コミュニティともつながれる。
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ワインや食とセットになった「サイクルツーリズム」も盛んで、グルメと運動を両立できる。
移住後に現地に溶け込むための「扉」として、自転車は非常に有効です。
鉄道と自転車で北イタリアを自由に
イタリア移住後にやりたいことの一つが、自転車で北イタリアを走り尽くすこと。
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ミラノから電車で1時間、湖畔サイクリングへ
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農園や小さな村を巡るルートで地域文化を体感
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サイクリングを通じて人や土地と自然につながる
車に頼らなくても、電車+自転車の組み合わせで楽しめる自由度の高さが北イタリアの魅力。
自転車が「健康維持」「趣味」「交流」「移動手段」を兼ねる暮らしは、移住後の生活をより豊かにしてくれるでしょう。