ビザ申請から3年3ヶ月――ポルトガル生体認証完了と未来への新たな一歩

2021年末、私は家族と共にポルトガルのゴールデンビザ申請に挑戦しました。当初は、未知なる国での新生活への夢に胸を膨らませ、ポルトガルに移住する未来を思い描いていた。しかし、現実は想像以上に厳しく、申請から3年3ヶ月という長い年月が経過する中、なかなかビザ発給の兆しは見えなかった。そんな中、ようやく家族分の生体認証(指紋登録等の手続き)を完了することができた。この一歩は、これまでの苦労の積み重ねが実を結び始めたことを実感させ、同時にこれからの道が開かれたような安堵感と期待を呼び起こす出来事である。

私自身の生体認証を先に済ませており、ポルトガルに投資しゴールデンビザを申請したもののまだ実際をポルトガルを見ていなかったため、家族で1ヶ月間ポルトガルに行き生活が可能かどうかを確認しに行った際、ビザの手続きを手伝ってくれている弁護士さんが急遽生体認証をねじ込んでくれたおかげで行うことができていました。未だビザは発給されていないものの、家族分の認証が完了した今、必要な書類は全て提出済み、求められる投資も維持しているため、あとは居住許可の発行を待つのみとなった。弁護士さんによると、ゴールデンビザ申請者の処理がこれまで非常に遅れていたが、最近は高速化する施策が導入され、私のケースではあと1ヶ月から6ヶ月ほどで発行される可能性があるという。しかし、これまでさんざん待たされた身としては、その早さに対して半信半疑の部分も否めない。

私はポルトガルのビザ発給に対する苛立ちから、既にシンガポールへ移住を決断しています。シンガポールは国際都市としての高い利便性、経済的安定性、そして東南アジア各国へのアクセスの良さが魅力であり、家族全員がその恩恵を享受している。特に小学生までの子供にとっては、充実した遊び場や教育環境が整っており、ポルトガルとは違った多彩な体験機会があるように思います。こうした現実から、たとえポルトガルでビザが発給されたとしても、実際に移住するのは3年から5年後になるのではないかと考えています。シンガポールで新たな生活を始め、そこから東南アジアの魅力を堪能するという選択は、私たち家族にとって理にかなったもののように思う。

3年3ヶ月という長い年月の中で、ビザ申請に伴う手続きや待機期間は、決して楽なものではなかった。書類の準備、弁護士とのやり取り、そして何よりも申請結果を待つ不安や焦燥感は、日々の生活に大きな影を落としていた。しかし、その全ての過程は、私自身の忍耐力や計画性、そして家族への強い思いを再認識させる貴重な経験となった。待つことの辛さを知るからこそ、もしもビザが発給された暁には、改めてポルトガルでの生活を真剣に考えるだろう。しかし、現状はシンガポールでの充実した生活を享受しつつ、将来的な可能性としてポルトガルへの道を温めるという、ある種の折衷案としての形になっている。

弁護士さんの話では、今回の手続きの高速化により、これまでの遅延が改善される兆しがあるとのことだ。実際、国際的な投資移住プログラムにおいては、申請者数の増加や各国間の調整が影響し、審査に時間がかかるケースは少なくない。しかし、施策の見直しが功を奏し、今後は迅速な対応が期待できると聞くと、待たされる側としては心の中に小さな希望が芽生える。とはいえ、これまでの経緯を考えれば、多少の不安は残るのも事実であり、その点については慎重な態度を崩さないようにしている。

振り返れば、3年3ヶ月という長い年月は、ただの待機期間ではなく、家族全員がそれぞれの人生観や価値観を見直す貴重な時間でもあった。手続きの遅延や不確実な状況は、時に心をくじく要因となったが、その一方で、目標に向かって一歩ずつ前進する強い意志を再確認する機会ともなった。ビザ発給という大きな山を前にしても、すでにシンガポールで新たな生活を始めた私たちは、どちらか一方に固執するのではなく、両方の可能性を大切にしながら未来を見据えている。

こうして、家族分の生体認証が完了し、必要な書類が全て提出された今、ポルトガルからの居住許可発行の通知が届く日を心待ちにしつつも、シンガポールでの生活の充実を実感している。これまでの長い待機期間が、いかに自分たちの人生において大切な経験であったかを噛みしめながら、未来への期待と不安を胸に、静かに次のステップを迎える準備を進めている。どんなに時間がかかろうとも、努力と忍耐は必ず実を結ぶと信じ、今後も家族と共に前向きに歩んでいきたいと思います。

この度の生体認証完了は、夢見たポルトガルへの道が少しずつ明確になってきた証であり、同時に新たな生活の選択肢が広がった瞬間でもある。今後、ビザ発給の知らせが届くとき、過去の苦労が報われるとともに、未来へ向けた希望が大きく膨らむことだろう。たとえ移住先がすぐに決まらなくとも、家族がそれぞれの場所で輝ける未来を信じ、前進し続ける――それが、私たちにとって何よりも大切な信条です。