FIRE(Financial Independence, Retire Early)という言葉が浸透する中で、多くの人が経済的自立と早期退職を目指しています。しかし、FIRE後の生活について具体的にイメージしている人は少ないかもしれません。「今の仕事が嫌だから辞めたい」という理由でFIREを目指す場合、実際に目標を達成した後にやることがなくなり、虚しさや孤独感を感じることもあるでしょう。
私自身はFIREを推奨する立場ですが、重要なのは**「目的のあるFIRE」**です。ただ単に仕事を辞めるためではなく、その後の人生で何をするかをしっかり考えることが、FIREを成功させる鍵となります。
FIRE後の生活──何もしないのも一つの選択肢だが…
FIRE後に何もしないという生き方も否定はしません。何年にもわたる仕事やストレスから解放され、のんびり過ごす時間を持つことは、それ自体が貴重な体験です。しかし、せっかくFIREを実現するなら、自分のやりたいことに挑戦する人生を歩む方が、より充実した日々を送れるのではないでしょうか。
FIRE後に取り組めることの可能性
FIREを達成すれば、経済的な理由で「稼がなければならない仕事」を続ける必要がなくなります。これにより、自分が本当にやりたいことに集中できるようになります。以下は、FIRE後に取り組める可能性のある活動の一例です。
1. 好きな仕事をする
- 投資:経済的自立を支える投資活動をさらに深めたり、新しい投資方法に挑戦することができます。
- スモールビジネス:自分の情熱を活かせるビジネスを始めるのも一つの選択肢です。収益が目的でなくても、楽しみながら社会に価値を提供できます。
- 執筆・創作:本を書いたり、ブログを始めたり、自分の考えを形にすることで自己表現を楽しむことができます。
- 研究活動:趣味や興味のある分野を深く掘り下げて研究し、新しい知識を得ることに没頭するのも魅力的です。
2. 自己成長に時間を投資する
- 読書:これまで仕事に追われて手が回らなかった本を読み、自分の知識や視野を広げる時間が持てます。
- スキルアップ:語学を学ぶ、楽器を始める、資格を取得するなど、新しいスキルを身につけることも可能です。
3. 家族や自分の時間を大切にする
- 育児:子供がいる場合、育児に積極的に関わる時間を持つことができます。これは人生で数回しか訪れない貴重な機会です。
- 家族との時間:家族との交流を深めたり、旅行に出かけたりすることで、思い出を作る時間を増やせます。
4. 社会への貢献を目指す
- ボランティア活動:FIRE後の自由な時間を活かして、社会貢献活動に取り組むこともできます。
- 知識の共有:自身の経験や知識を他者に共有することで、他人の人生を豊かにする手助けができます。
私がFIRE後に取り組んでいること
私はFIREを達成して7年が経ちます。この間、以下のような活動を行い、自分の人生を豊かにする努力を続けています。
- 読書と学び
投資や人生観に関する書籍を多数読み、それを自分なりに整理して知識を深めています。 - 育児
子供が生まれたことで、人生において数少ない育児の時間を積極的に楽しむことを優先しています。 - 海外移住の推進
FIRE後に得た経験を基に、他者にも海外移住やFIREのメリットを伝え、情報を共有する活動を行っています。 - 価値ある仕事への挑戦
社会への価値を提供する活動に時間を使い、他人と自分の双方の人生の質を高めることを目指しています。
FIRE後の自由と責任
FIREを達成すると、他人の企業や組織に縛られることがなくなります。しかし、それは同時に、「自分の人生の価値を高める」という責任が生じることでもあります。自分が自由に選べる時間をどのように使うかを考えることで、人生の充実度は大きく変わります。
また、自分の自由な時間を社会のために活用することができれば、それはさらに大きな満足感をもたらします。FIREは単に「働かない自由」を得ることではなく、「人生をデザインする自由」を得ることなのです。
FIREのその先を考えることの重要性
FIREはあくまで手段であり、ゴールではありません。FIREを達成した後に何をするかを明確にすることで、その自由を最大限に活用し、自分だけでなく周囲の人々の人生にも良い影響を与えることができます。
目的のあるFIREを目指すことで、より豊かで充実した人生を築くことができるでしょう。あなたがFIREを達成したとき、その自由な時間を何に使いたいのか──ぜひじっくり考えてみてください。それが、あなたの人生を次のステージへ導く鍵となるはずです。