固定費を積極的に削減しよう

固定費削減の効果は意識しなくても持続する

お金を貯めるには収入をあげる方向に目線が行きがちです。それはそれで正しいですが、収入が増えてもその分を使っていってしまえば結局貯まりません。いわゆる「節約」をするということですが、食費や光熱費などの節約よりはまずは固定費の節約をオススメします。

固定費を節約する理由としては、一度削ってしまえば意識しなくてもずっとその効果が持続するからに他なりません。家賃やスマートフォンの契約、年会費系はそうそう頻繁に変更したりしないため、一度決断してしまえば効力が続きます。

固定費削減は効果の大きいものから

では、見直すべき固定費はどのようなものがあるでしょうか。

■固定費
賃貸契約の家賃
スマートフォンのSIM
サブスクリプション(Netflixやオンラインサロン)
保険
クレジットカードの年会費
車+駐車場+車両保険
教育費+習い事

などでしょうか。
やはり固定費で一番大きな支出となっているのは住居かと思います。都内だと一人暮らしでも月に10万円以上というところも少なくありません。しかし、ここも遠方にしたり中心地を外すだけで節約ができ、かつ節約効果の大きいところとなります。
仮に2万円でも家賃料を下げることができれば年間では24万円の節約となります。また、仮に24万円の手残りを稼ごうと思ったら、税金等が30%と掛かっているとすると約343,000円ほどを稼がなければなりません。これだけの金額が節約できる効果というのは大きいかと思います。

携帯電話のSIM代も、最近では大手キャリアでも安価なものを出し始めましたがそれでも格安SIMのほうが安いでしょうか。最小構成では「電話番号+データ通信3GB分」で1400円ほどだったりしますので、かなり下げられるのではないでしょうか。
私の場合、2014年の8月から格安SIMに変更していて、それまでがDOCOMOで8000円ほどかかっていました。私はデータ通信を少し多めに設定しているので月に2000円だとすると、

docomo:8,000円 - MVNO:2,000 = 6,000円
6,000円 × 12ヶ月 = 72,000円
72,000円 × 7年 = 504,000円

SIMの契約を見直したおかげで、一度の決断で節約することができるにしては金額が大きいです。
その他、人によっては見直すことが難しいというものもあるかもしれませんが、自分が思ってるだけで案外削ってもなんてことないものだって多いはずなので一考の価値はあるように思います。

決断余力を残そう

その金額を稼ぐために支払った納税した金額も含めると、節約できた金額というのはかなり大きくなります。また、固定費などの節約は早く気づいて決断するほど、時間の経過で節約効果は大きくなります

固定費の削減は一度の決断で大きな効果をもたらしますが、食費などの流動費は毎回の決断が必要となり場合によっては「我慢してる感」が出てしまうかもしれません。その割に効果の低かったりもするので、まずは固定費の削減をオススメします。

私も食費や交友費などは支払いにあまり躊躇はないのですが、埋没コストにもなりかねない固定費の支払いには躊躇するようになりました。全くサービスを受けていなくても固定費は支払わなくてはいけませんので、たとえ少額だったとして固定費を新たに作るときには注意していきたいものです。
もちろん、流動費でも額が大きい場合などは注意が必要になったりもしますので、その時の決断のために決断余力とっておくのもいいのではないでしょうか。

そして、節約できた資金はまたインカムゲインなどの資産の購入に回すことで良いサイクルを構築できれば将来に向けた準備となりそうです