株式・先物・為替:取引に参加しやすいか否か。証拠金について。[1]

前回3回にわたって、それぞれの投資対象を簡単に紹介してまいりましたが、今回は、これらの投資対象が資金的にはどれくらいで参入可能なのかをご案内したいと思います。

まず、株式。通常株式は、株価という単位を使って価格を表示しています。株価は、身近なところであればTVニュースや新聞の紙面で確認できます。しかし、株価は基本的に1株単位の価格を表しているにすぎないのですが、実際に取引をするとなった場合、多くの銘柄は1株だけを取引することはできません。単元制度というものがあるからです。単元制度は、一つの取引単位を規制するので、「どこどこの株式は、1000株ずつでないと売買はできない」というものです。

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【例】ヤナック商事株式会社
1株=100円
単元=1,000株

取引に必要な総額:100円×1,000株=100,000円

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このように、株式を現物で取引した場合には、1株当たりの株価に売買株数を掛け合わして取引総額を算出する必要があります。結果、上記のケースであれば、ヤナック商事株式会社の株式を取引するには、最低でも10万円以上の資金が必要という構図となります。

これはあくまでヤナック商事株式会社の株式を取引するのに必要な資金であり、実際には、株価が安ければもっと安価に取引可能な株式もあれば、参入に100万以上の資金が必要な株式もあります。新聞の紙面を見ながら、株価と取引単位を見比べ、取引可能かどうかの判断を行うのが、まずは第一歩と言えます。

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